こんにちは、Investure編集部です。今日は2026年7月17日、直近26時間ほどの教育ニュースをぎゅっとまとめてお届けします。この記事を読めば、忙しい毎日の合間でも3分で今日の教育の動きが分かります。
今日とくに注目したいのは、全国学力・学習状況調査で中学校の英語が初めて全面的にCBT(コンピュータ型テスト)になったことと、通信制高校の教育の質を守る新しい法律が成立したことです。あわせて、「子供の学習費調査」の回答方式の見直しや、夏休みの自由研究に対する保護者の意識調査、都立高校入試向けのスピーキング模試スタートなど、家庭の学びに直結する話題も動いています。
制度の変更や新しいサービスの登場は、一つひとつは小さく見えても、積み重なるとご家庭の教育方針や日々の学習環境に影響してきます。まずは「今日のポイント」で全体像をつかみ、気になるトピックから読み進めてみてください。

今日のポイント
- 全国学力テスト、中学英語が初の全面CBT化で4技能平均499点
- 通信制高校の質を守る改正振興法が成立
- 「子供の学習費調査」、保護者が文科省へ直接回答する方式に見直し
- 夏休みの自由研究、任意でも「取り組ませたい」保護者が6割超
- 都立高校入試向け「スピーキング模試」がスタート
中学英語の学力テストが全面CBT化、4技能の実力が見える化へ
文部科学省は7月16日、2026年度(令和8年度)の全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。今年度から中学校の英語で初めて「聞く・読む・書く・話す」の4技能すべてをコンピュータ型テスト(CBT)で実施し、4技能の平均は499点となりました。これまで「話す」力は評価が難しいとされてきましたが、CBT化によって子どもの英語力がより立体的に把握できるようになります。ご家庭では、点数そのものよりも「うちの子はどの技能が得意で、どこを伸ばせばよいか」を学校からの案内で確認する視点を持つと、今後の学習方針を考えるヒントになりそうです。
出典:日本教育新聞「全国学力調査 中学英語で初の全面CBT 4技能平均で499点」
通信制高校の教育の質を守る新法が成立、進路の選択肢に安心材料
7月15日、参議院本会議で「高等学校の定時制教育および通信教育振興法」の改正法が可決・成立しました。近年、通信制高校を選ぶ家庭が増えている一方で、学校によって指導やサポート体制の差が指摘されてきました。今回の改正は、こうした教育の質を確保する仕組みを整えることが狙いです。全日制だけでなく通信制も含めて子どもに合った学びの場を選ぶ家庭が増える中、「どの学校を選んでも一定の質が保たれる」という安心材料が一つ増えたといえます。進路選択の際は、今後示される具体的な基準にも注目しておくとよいでしょう。
出典:リシード(ReseEd)「通信制高校、改正振興法が成立…質の確保へ」
学校を通さず保護者が直接回答へ、「学習費調査」の方式が変わります
文部科学省は、教育施策の基礎資料となる「子供の学習費調査」について、2027年度以降は保護者が学校を介さず文科省へ直接回答する方式に見直す方針をまとめました。あわせて調査周期や対象校の拡大も検討されます。背景には、学校や自治体の事務負担が重く、回答率の維持が課題になっていたことがあります。保護者にとっては、これまで学校経由で提出していた調査への回答方法が変わる可能性があり、今後案内が届いた際に落ち着いて対応できるよう、制度が変わりつつあることを知っておくとよさそうです。
出典:リシード(ReseEd)「学校負担軽減へ「子供の学習費調査」見直し、保護者が文科省へ直接回答」
夏休みの自由研究「任意でも取り組ませたい」保護者が6割超に
楽天ブックスが利用者1,556人を対象に行った「子供の自由研究に関する調査」で、学校で自由研究が任意になっても「取り組ませたい」と考える保護者が6割を超えることが分かりました。夏休みの自由研究は必須ではない学校が増えている一方で、家庭では引き続き学びの機会として重視されている様子がうかがえます。テーマ探しや進め方に悩む家庭も多いはずですが、子どもの「好き」を起点にした自由研究は、探究心や自己表現力を育む機会にもなります。今年の夏休み、親子でどんなテーマに取り組むか、早めに話し合ってみるのもよいかもしれません。
出典:こどもとIT「自由研究が任意でも「取り組ませたい」保護者が6割超、楽天ブックス調査」
都立高校受験生向け「スピーキング模試」、自宅で本番対策ができる時代に
教育系企業のアイードは7月16日、東京都立高校入試で活用される中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)対策の「都立入試スピーキング模試」の提供開始を発表しました。中学3年生とその保護者向けに、8月から11月にかけて自宅・オンラインで全4回実施されます。スピーキングテストは自宅での練習機会が限られやすい分野ですが、こうしたオンライン模試の登場で実践的な対策がしやすくなりそうです。都立高校受験を控えるご家庭は、学校の対策に加えて、こうした民間サービスの活用も選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。
出典:リシード(ReseEd)「都立高入試「スピーキング模試」提供開始、自宅受験で全4回」
編集部の視点
今日のニュースを通して見えてくるのは、「制度が家庭側の負担や選択のしやすさに寄り添う方向へ変わりつつある」という流れです。学力調査のCBT化や学習費調査の直接回答化は、いずれも情報の質や正確さを高めつつ、現場の負担を減らす試みです。また通信制高校の質確保やスピーキング模試の登場のように、多様な学びの選択肢を安心して選べる環境づくりも進んでいます。ご家庭では、こうした制度の変化を「自分には関係ない」と流さず、進路や学習方法を考える際の材料として知っておくことをおすすめします。
監修:小牧健也(Investure編集長)


