おはようございます。Investure編集部です。今日は、中学校で新しく生まれる教科の話題から、災害時の子どもの居場所を守る取り組み、大学進学をめぐる全国的な数字の変化、そして高校生が主役のAI活用コンテストまで、幅広い4本のニュースをまとめました。3分ほどで、今日押さえておきたい教育の動きがひと通りわかる内容になっています。
次期学習指導要領に向けて、中学校の授業内容が少しずつ具体化してきています。夏休み中も子どもたちを取り巻く環境づくりは各地で進んでおり、地震の影響を受けた地域での支援情報の整理や、大学入試を控えるご家庭に関わる統計も発表されました。今日のニュースを通じて、これからの教育の方向性を一緒に確認していきましょう。

今日のポイント
- 文科省が中学校向け特設サイトを開設。次期学習指導要領で「情報・技術科」新設へ
- カタリバが熊本地震で被災した子どもの居場所情報をポータルサイトに集約
- 私立大学志願者数が9.1%増、定員割れ校の割合は46.2%に改善
- 高校生のAI活用力を競う「U18 AIチャンピオンシップ」で佼成学園高校の生徒がグランプリ
中学校に「情報・技術科」誕生へ、文部科学省が教員向け特設サイトを開設
文部科学省は、中学校の技術・家庭科のうち技術分野を担当する教員向けに、特設サイト「情報の技術」を新たに開設しました。背景にあるのは、次期学習指導要領で中学校に新科目「情報・技術科」が創設される見通しであることです。特設サイトでは、授業づくりや研修に役立つ情報が公開される予定です。まだ教員向けの情報整備の段階ですが、今後数年のうちに、お子さんが受ける技術の授業の名称や内容が変わっていく可能性があります。学習指導要領の改訂は家庭からは見えにくい部分ですが、プログラミングや情報活用がどのように体系立てて教えられるようになるのか、今後の発表にも注目したいところです。
出典:こどもとIT「文部科学省、中学校教員向け「情報の技術」特設サイトを開設」
熊本地震で被災した子どもたちへ、居場所の情報をポータルサイトに集約
認定NPO法人カタリバは、熊本県内で運営されている、災害時に子どもたちが安心して過ごせる居場所の情報をひとつにまとめた「熊本地震災害時の子どもの居場所ポータルサイト」を開設しました。地震の影響で日常生活のリズムが崩れやすいときこそ、子どもが安心して過ごせる場所の情報が家庭にとって重要になります。今回のポータルサイトは、そうした居場所を探す保護者や支援者が情報にたどり着きやすくすることを目的としています。遠方にお住まいのご家庭でも、被災地の子どもたちを支える取り組みとして知っておく価値のある情報です。
出典:こどもとIT「カタリバ、「熊本地震災害時の子どもの居場所ポータルサイト」を開設」
私立大学の志願者数が9.1%増、定員割れ校の割合も46.2%に改善
日本私立学校振興・共済事業団の調査により、2026年度の私立大学の志願者数が前年度比9.1%増の約432万人となったことがわかりました。18歳人口が前年度より約2,000人増加したこともあり、志願者数・受験者数・入学者数がそろって増加に転じ、定員割れとなる大学の割合も46.2%へと改善しています。大学進学を控えるお子さんがいるご家庭にとっては、入試の競争環境が全国的にどう変化しているかを知る手がかりになるニュースです。志望校選びの際は、こうしたマクロな動向とあわせて、各大学の個別の状況も確認していくことが大切です。
出典:リシード「私立大学志願者数は9.1%増の約432万人、定員割れ校は46.2%に改善」
高校生のAI活用力を競う全国大会、佼成学園高校の生徒がグランプリに
教育AI活用協会(AIUEO)は、U18世代を対象とした「第2回 U18 AIチャンピオンシップ」全国大会を8月7日に衆議院第一議員会館で開催したと発表しました。グランプリには佼成学園高校の星晴登さんが選ばれています。生成AIをはじめとする技術を、実際に自分の手で使いこなす高校生たちの姿は、AIと学びの関係を考えるうえで一つのヒントになります。学校の授業だけでなく、こうしたコンテストや課外活動を通じて、子どもたちがAIとの付き合い方を主体的に学ぶ機会が広がってきていると言えそうです。ご家庭でも、AIをどう学びに取り入れるか話題にしてみてはいかがでしょうか。
出典:ICT教育ニュース「「第2回 U18 AIチャンピオンシップ」全国大会を開催 グランプリは佼成学園高校・星 晴登さん」
編集部の視点
今日取り上げた4本のニュースを通して見えてくるのは、学校の中の仕組みが少しずつ「情報・AI時代」に合わせて更新されている、という大きな流れです。教科の再編や、AIコンテストの広がりは、いずれも数年単位でじわじわと家庭の学びに影響してきます。一方で、熊本地震のニュースが示すように、教育環境は災害などで急に変わることもあります。日々の制度の変化と、いざというときの備えの両方に、少しずつ目を向けておくことが、これからの家庭教育には欠かせないのではないでしょうか。
監修:小牧健也(Investure編集長)


