自己効力感とは?子どもの自己肯定感との違いと高め方を解説

自己効力感とは?子どもの自己肯定感との違いと高め方を解説 非認知能力

📘 この記事を読むとわかること

  • 自己効力感の意味と、混同されやすい「自己肯定感」との違い
  • 日本の子どもの自己効力感の現状(公的データで見る実態)
  • バンデューラの理論に基づく、家庭でできる自己効力感の高め方
  • 未就学児〜高校生、年代別の声かけの具体例
  • 今日から始められる3つのアクション

自己効力感とは、「自分ならできる」という、自分の能力に対する確信のことです。似た言葉に「自己肯定感」がありますが、両者は指しているものが異なります。

「うちの子は失敗を怖がって新しいことに挑戦したがらない」「叱ってはいないのに、すぐ『どうせ無理』と言う」——そんな悩みを持つ家庭は少なくありません。実はこの悩みの多くは、自己効力感という切り口で整理すると、家庭での関わり方を具体的に見直せます。

この記事では、自己効力感の定義から自己肯定感との違い、日本の子どもの自己効力感の現状を示す公的データ、そして心理学者バンデューラの理論に基づいた家庭での高め方まで、年代別の具体例を交えて解説します。

自己効力感とは?自己肯定感との違いは何ですか?

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自己効力感とは、ある物事に取り組む際に「自分にはこれを成し遂げる力がある」と思える感覚のことです。カナダ生まれの心理学者アルバート・バンデューラが1977年の論文「Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change」で提唱した概念で、行動を起こす前の「やればできる」という予測的な自信を指します。

バンデューラは2002年発表の「20世紀の著名な心理学者」ランキングで、スキナー、ピアジェ、フロイトに次ぐ4位(存命中の心理学者では1位)に選ばれた人物です。自己効力感の理論は、現在も教育心理学の基礎として広く参照されています。

出典:Haggbloom, S. J. et al.(2002)“The 100 most eminent psychologists of the 20th century”(Wikipedia「アルバート・バンデューラ」より)

一方、自己肯定感は「結果や能力に関わらず、自分の存在そのものを受け入れられる感覚」です。テストの点数が悪くても、友達とうまくいかない日があっても、「それでも自分には価値がある」と思える基盤を指します。

たとえば、算数の応用問題を前にした子どもを想像してみましょう。「自分には価値がある」と感じられていても、「この問題は解けない」と思えば手は動きません。逆に「解けそうだ」と思えても、根っこの自己肯定感が低ければ、間違えることへの恐怖で挑戦をためらうことがあります。

2つの力は別物です。両方がそろって初めて、「よし、やってみよう」という行動につながります。

💡 ポイント

自己肯定感は「存在を認める土台」、自己効力感は「挑戦を後押しするエンジン」。どちらか一方だけでは不十分で、両方がそろって初めて、子どもは安心して新しいことに踏み出せます。

両者の違いを整理すると、次の表のようになります。

比較項目自己肯定感自己効力感
問いかけの形「自分には価値があるか」「自分にはできるか」
対象存在そのもの特定の行動・課題
働き精神的な安定の土台になる挑戦する行動を後押しする
下がりやすい場面否定されたと感じたとき失敗が続いたとき
高め方の中心無条件の受容・愛情成功体験の積み重ね

どちらが重要というより、役割が異なる2つの力だと捉えるのが実態に近いでしょう。自己肯定感という土台の上に、自己効力感という挑戦するエンジンが乗ることで、子どもは「失敗しても自分には価値がある、だからもう一度挑戦してみよう」と思えるようになります。

なぜ今、子どもの自己効力感が注目されているのですか?

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結論から言うと、日本の子ども・若者は、国際比較の中で「自分にはできる」という感覚を持ちにくい傾向が公的調査で繰り返し示されているからです。

こども家庭庁が2023年度に実施した「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査」では、日本・米国・ドイツ・フランス・スウェーデンの13〜29歳を対象に、「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」かどうかを尋ねています。日本の若者で肯定的に回答したのは56.4%でした。

出典:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査」(令和5年度)

さらに、国立青少年教育振興機構が日本・米国・中国・韓国の高校生を対象に行った「高校生の生活と意識に関する調査」では、より踏み込んだ実態が見えてきます。「自分はダメな人間だと思うことがある」に肯定的に答えた日本の高校生は72.5%。米国45.1%、中国56.4%、韓国35.2%と比べて突出して高い数字です。

「私は人並みの能力がある」という項目でも、日本は55.7%にとどまりました。米国・中国は約9割、韓国も67.8%が肯定的に回答しており、日本の水準の低さが際立ちます。

出典:リセマム「高校生の7割超が『自分はダメな人間』と認識」(国立青少年教育振興機構「高校生の生活と意識に関する調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較-」より)

この結果について、国立青少年教育振興機構は次のように分析しています。

「日本人は他人と比較するとともに、謙虚を美徳とする国民性を有しています。また、目標や夢が欠け、周りと同調する『空気を読む』風潮により、自分に自信を持てていないことも考えられます」

出典:J-CAST「日本の高校生の5割『自分に価値なし』 海外と比べて低評価の背景に何が」

比較文化や謙虚さを尊ぶ価値観自体は、日本らしい良さでもあります。ただし、その傾向が行き過ぎると、子どもが新しいことに挑戦する前から「どうせ無理」と諦めてしまう一因にもなりかねません。だからこそ、家庭での関わり方によって自己効力感を意識的に育てる視点が重要になっています。

自己効力感が高い子どもにはどんな特徴がありますか?

自己効力感が高い子どもには、共通していくつかの行動特徴が見られます。

  • 失敗を「終わり」ではなく「情報」として扱う|うまくいかなかった原因を分析し、次の工夫につなげようとする
  • 難易度の高い課題を避けない|簡単すぎる課題より、少し背伸びした課題に興味を示す
  • 他人と比べるより、過去の自分と比べる|「前よりできるようになった」という成長実感を大切にする
  • 助けを求めることをためらわない|「できない自分」を隠さず、必要な助けを取りに行動できる

私は外部講師として高校のキャリア教育の授業を毎年担当していますが、この傾向は現場でも強く感じます。将来の職業選択に前向きに取り組む生徒に共通しているのは、成績の良し悪しよりも「小さくても自分で決めて、やり切った経験」を持っているかどうかです。

逆に「自分には向いているものがわからない」と話す生徒の多くは、挑戦する前から結果を決めつけて、行動そのものを避けている印象を受けます。

自己効力感は、学業の成績だけでなく、進路選択やキャリア形成にも長く影響します。「自分には向いていることがある」と思えるかどうかは、興味の幅を広げる行動量そのものを左右するからです。

挑戦の経験が少ないまま思春期を迎えると、進路を考える段階になって初めて「何をしたいかわからない」というつまずきに直面しやすくなります。だからこそ、幼少期からの小さな成功体験の積み重ねが、将来の選択の土台になるのです。

📝 補足

自己効力感は生まれつきの性格ではありません。バンデューラの理論では、後天的な経験の積み重ねによって誰でも高められる力だとされています。次の章で、その具体的な方法を見ていきましょう。

AI時代に自己効力感が重要なのはなぜですか?

生成AIの普及によって、「答えを調べること」自体は誰にでもできる時代になりました。だからこそ、これからの子どもに求められるのは、答えそのものよりも「自分で試して、うまくいかなければ修正し、やり遂げる」という一連の行動力です。これは自己効力感そのものだといえます。

私自身、教育向けのAIツールをいくつも自分で検証していますが、そこで気づくのは、AIは正解を教えてはくれても、「やってみよう」という最初の一歩までは与えてくれないという点です。むしろ答えを聞くことに慣れすぎると、試行錯誤そのものが減り、自己効力感を育てる機会が失われるおそれもあります。

  • 答えを聞く道具として使わない|「これで合っている?」ではなく「どう考えればいい?」と壁打ち相手として使う
  • 最初の試行錯誤は自分でやらせる|AIに頼るのは、自分なりに考えた後の確認や壁打ちの段階から

AIを使うこと自体は否定すべきものではありません。使い方次第で、むしろ挑戦のハードルを下げる心強い相棒にもなります。大切なのは、答えにたどり着くまでの試行錯誤を、AIに丸ごと委ねてしまわないことです。

家庭で自己効力感を育てるにはどうすればいいですか?

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バンデューラは、自己効力感を形づくる情報源として4つの要素を挙げています。中でも最も効果が強いとされるのが「直接的達成経験」、つまり自分自身の成功体験です。4つの要素と、家庭での具体的な実践方法を整理すると、次の表のようになります。

要素内容家庭での実践例
直接的達成経験自分の力でやり遂げた経験少し難しい家事や課題を任せ、最後までやり切らせる
代理経験自分と似た他者の成功を見る兄弟姉妹や友達、身近な大人の挑戦する姿を見せる
言語的説得信頼する人からの励まし結果ではなく過程や工夫を具体的に言葉にして伝える
生理的・情動的状態緊張や不安のコントロール挑戦の前に深呼吸や準備の時間を一緒に確保する

ここで注意したいのは、成功体験は「簡単な課題の連続」では育たないという点です。バンデューラの研究では、ある程度の困難を自分の工夫で乗り越えた経験こそが、自己効力感を強く高めることが示されています。楽にクリアできる課題ばかりでは、「自分にもできる」という実感にはつながりにくいのです。

直接的達成経験:家庭での最優先事項

4つの要素のうち、最も効果が大きいのが直接的達成経験です。自分の力で乗り越えた経験は、他のどんな励ましよりも説得力を持ちます。お手伝いや宿題の中で、少しだけ背伸びが必要な課題を選び、途中で手を出さずに見守ること。これだけで、日常の中に達成経験を仕込むことができます。

代理経験:身近なモデルを見せる

代理経験とは、自分と似た立場の人が成功する姿を見て、「自分にもできそうだ」と感じることです。年の近い兄弟姉妹や友人、あるいは親自身が新しいことに挑戦する姿は、子どもにとって身近で説得力のあるモデルになります。完璧にこなす必要はなく、試行錯誤しながら取り組む過程を見せることに意味があります。

言語的説得:伝え方一つで効果が変わる

言語的説得は、信頼している相手からの励ましのことです。ただし効果を持つのは、根拠のある具体的な言葉に限られます。「すごいね」だけで終わらせず、「毎日続けたから解けるようになったね」のように、行動と結果のつながりを言語化することが重要です。

情動的喚起:緊張との付き合い方を教える

発表会やテストの前に感じる緊張や不安は、それ自体が「自分にはできないかもしれない」という感覚を強めてしまいます。深呼吸をする、事前に手順を一緒に確認するといった準備は、不安そのものを消すのではなく、コントロールする方法を子どもに教える行為です。この積み重ねが、本番での落ち着きにつながります。

日々の声かけも、自己効力感に大きく影響します。良い例とつまずきやすい例を比べてみましょう。

  • 結果だけを褒める|「100点すごいね」→ 次に結果が出なかったとき挑戦を避けやすくなる
  • 過程を具体的に褒める|「毎日10分続けたから解けるようになったね」→ 努力と結果のつながりを実感できる
  • 先回りして失敗を防ぐ|「危ないからやめておこう」→ 挑戦の機会そのものが減ってしまう
  • 小さな挑戦を見守る|「まずやってみたら、困ったら聞いてね」→ 自分で乗り越える経験が積み重なる

⚠️ 注意

「褒めればいい」というわけではありません。実力以上に持ち上げる声かけは、失敗したときに「自分は褒められていたのに、できなかった」という反動を生みやすいので注意が必要です。事実に基づいて、具体的に伝えることが大切です。

🧭 あわせて使えるツール

子どもへの声かけは、性格タイプによって響き方が異なります。「子育てスタイル16タイプ診断」で、自分と子どものタイプ傾向を知っておくと、自己効力感を育てる関わり方のヒントが見つかります。

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年代別に見る、自己効力感の伸ばし方は?

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自己効力感の育て方は、年齢によって関わり方のポイントが変わります。発達段階に応じた声かけの例を整理しました。

年代関わり方のポイント声かけの例
未就学児「自分でできた」体験を増やす「靴、自分で履けたね」と具体的な行動を言葉にする
小学生結果より過程・工夫に注目する「どうやって解いたか教えて」と考え方を聞く
中学生失敗を安全に経験させる「今回はどこが難しかった?」と一緒に振り返る
高校生本人の意思決定を尊重する「あなたはどうしたい?」と選択の主導権を渡す

未就学児:生活の中の「自分でできた」を増やす

この時期の自己効力感は、着替え・片付け・食事といった生活動作の中で育ちます。時間がかかっても手を出さずに待ち、できた瞬間を具体的に言葉にして返すことが、最もシンプルで効果的な関わり方です。

小学生:結果より過程に光を当てる

テストの点数や大会の順位など、目に見える結果が増えてくる時期です。だからこそ意識的に、結果に至るまでの工夫や努力のプロセスに注目した声かけが有効になります。「どうやって考えたの?」と過程を尋ねる質問は、子ども自身に自分のやり方を振り返らせる効果もあります。

中学生:失敗を安全に経験させる

反抗期とも重なり、親の言葉が届きにくくなる時期です。この段階では、失敗そのものを防ごうとするより、失敗した後にどう次へつなげるかを一緒に振り返る関わりの方が効果的です。結果を裁くのではなく、事実を一緒に確認する姿勢が信頼関係を保ちます。

高校生:意思決定の主導権を本人に渡す

進路選択など、人生に関わる決断が増える時期です。親が先回りして正解を示すのではなく、「あなたはどうしたい?」と問いかけ、選択の責任を本人に持たせることが、自己効力感を大きく育てます。失敗も含めて本人の経験として尊重する姿勢が求められます。

共通しているのは、親が結果を先に決めつけず、子ども自身が「やってみたらできた」と感じる場面をどれだけ用意できるかという点です。年齢が上がるほど、親が手を出すよりも、選択と失敗の機会を本人に委ねることが自己効力感を育てます。

自己効力感を高めるうえで、避けたいNG行動はありますか?

結論として、避けたいNG行動は「先回りして失敗を防ぐこと」「他の子どもと比較すること」「結果に過剰に執着すること」の3つです。

  • 先回りして失敗を防ぐ|短期的には子どもを守れますが、長期的には「自分で乗り越えた」という経験そのものを奪います。転びそうな場面を減らすより、転んだあとにどう起き上がるかを一緒に考える関わりが、自己効力感の土台になります
  • 他の子どもと比較する|「お兄ちゃんはできたのに」といった他者比較は、努力と結果のつながりを見えにくくします。比較の軸を「以前の自分」に置き換えるだけで、成長を実感しやすくなります
  • 結果に過剰に執着する|「次は100点を取ろうね」と結果だけを目標にすると、達成できなかったとき挑戦そのものが失敗として記憶されます。「昨日より5分長く取り組む」のように行動レベルまで分解すると、達成感を得やすくなります

今日からできる3つのアクションは何ですか?

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理論を理解しても、日々の生活の中でどこから手をつければいいか迷う保護者は多いものです。まずは、次の3つから始めてみてください。

  1. 今日、子どもに一つだけ「自分で決めて、自分でやる」場面を渡す|明日の服を選ぶ、宿題の順番を決めるなど、小さなことで構いません
  2. 結果ではなく、工夫した点を一つ見つけて言葉にする|「頑張ったね」ではなく「ここを工夫したね」と具体的に伝えます
  3. 失敗した場面で、先に答えを与えず「どうする?」と聞く|考える時間を奪わないことが、次の挑戦への自信につながります

いずれも特別な準備は必要ありません。大切なのは一度きりで終わらせず、日々の小さなやり取りとして積み重ねていくことです。

よくある質問

自己効力感が低いとどうなりますか?

新しいことへの挑戦を避けたり、困難に直面したときにすぐ諦めたりしやすくなります。実力があっても「自分にはできない」と思い込み、行動そのものを起こさなくなるケースもあります。周囲から見ると意欲が低いように映りますが、実際は自信のなさが行動を止めていることが少なくありません。これは性格ではなく経験の積み重ね方の問題なので、家庭での関わり方次第で変化していきます。

自己効力感はいつから育つのですか?何歳から意識すればいいですか?

未就学児の時期から育ちはじめます。「自分でできた」という体験は年齢を問わず積み重ねられるため、何歳からでも遅すぎるということはありません。年齢が低いほど、着替えや片付けなど生活場面の小さな成功体験が土台になります。すでに小学生・中学生であっても、今日から挑戦の機会を用意すれば、そこから育て直すことは十分に可能です。

自己肯定感が低くても自己効力感は高められますか?

高められます。自己肯定感と自己効力感は別々の力なので、存在そのものへの自信が十分でなくても、特定の行動における「できた」という経験を積むことで自己効力感は伸ばせます。ただし、土台となる自己肯定感が低いままだと挑戦自体を避けやすく、ハードルが上がりやすいのも事実です。まずは失敗しても安全だと感じられる関係づくりと並行して取り組むと、効果が出やすくなります。

叱りすぎると自己効力感は下がりますか?

下がりやすくなります。結果に対して叱責が続くと、子どもは「挑戦しなければ失敗もしない」という回避行動を選びやすくなります。叱ること自体をやめる必要はありませんが、人格を否定する言葉は避け、行動そのものではなく次にどう工夫するかに焦点を当てると、挑戦する意欲を保ちやすくなります。

自己効力感を測るテストはありますか?

心理学の研究分野では「一般性セルフ・エフィカシー尺度」などの心理尺度が使われています。家庭で簡易的に把握したい場合は、専用の心理検査を使わなくても、子どもが新しい課題にどれだけ自分から取り組もうとするか、失敗したときにすぐ諦めるか工夫を続けるかといった日常の行動を観察するだけでも、大まかな傾向はつかめます。

まとめ

  • 自己効力感とは「自分ならできる」という、行動に対する確信のこと。存在そのものを受け入れる自己肯定感とは役割が異なる
  • 日本の子ども・若者は、国際比較の中で「自分にはできる」という感覚を持ちにくい傾向が公的調査で示されている
  • バンデューラの理論では、成功体験・代理経験・言語的説得・情動の調整の4つが自己効力感を高める
  • 先回りして失敗を防ぐことと、他者との比較は避けたいNG行動
  • 年齢が上がるほど、選択と失敗の機会を本人に委ねることが自己効力感を育てる

自己効力感は、特別な教材や早期教育がなくても、日々の小さな声かけと見守り方次第で育てられる力です。結果を急がず、子どもが自分で選び、自分でやり切れる場面をひとつずつ用意すること——遠回りに見えても、それが一番確かな近道です。今日一つだけ、そんな場面を子どもに渡すことから、始めてみてはいかがでしょうか。


小牧健也

監修

小牧健也(Investure編集長)

KDDIでの新規事業開発、BtoBマーケティングのコンサルティングを経て、現在はAI関連のベンチャー企業でマーケティングと新規事業開発を担当。高校でキャリア教育の授業も毎年担当し、教育現場で生徒と向き合い続けている。

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