おはようございます。Investure編集部です。今日は、家庭のお金の教育への関心の高さを示す調査結果、大学入試における生成AI活用のルールづくり、私立学校の学費負担をめぐる要望、そして部活動改革の進み具合という、4つの教育ニュースをまとめてお届けします。
いずれも「うちの子の学びやお金、放課後の時間が、これからどう変わっていくのか」を考えるヒントになるものばかりです。とくに、家庭でのお金の教育に必要性を感じている保護者が9割を超えているという調査結果は、多くのご家庭の実感と重なるのではないでしょうか。
この記事を読めば、今日の教育ニュースの要点が3分でわかります。気になるトピックから読んでみてください。

今日のポイント
- 子育て世代の98.9%が「金融教育」の必要性を実感、家庭でのお金の教育に高い関心
- 近畿大学が総合型選抜で、自己PR動画やプレゼン準備への生成AI活用を容認
- 全私学連合が個人寄附の制度拡充など、学費負担軽減を文部科学省へ要望
- 東京都教育委員会が部活動改革で、指導時間が「減った」と感じる教員75%以上を目指す指標案を提示
子育て世代の98.9%が「金融教育」の必要性を実感
日本こどもの生き抜く力育成協会は、家庭におけるおこづかい教育や金融リテラシーの実態・意識を把握するため、保護者353名の声をもとにした調査結果を公開しました。それによると、回答した保護者の98.9%が「金融教育の必要性」を実感していることがわかりました。
背景には、キャッシュレス化が進み、子どもが実際のお金の動きを目にする機会が減っていることや、将来を見据えた金融リテラシー教育への関心の高まりがあると考えられます。
「必要だとは思うけれど、何から教えればいいかわからない」というご家庭も多いはずです。おこづかい帳をつけてみる、お店での買い物を一緒に考えてみるなど、日常の小さな場面から始めてみるのもひとつの方法かもしれません。
出典:ICT教育ニュース「子育て世代の98.9%が「金融教育」の必要性を実感 =キッズ・マネー・スクール調べ=」
近畿大学、総合型選抜で自己PR・プレゼンへの生成AI活用を容認
近畿大学は、同学情報学部の2027年度総合型選抜入学試験において、自己PR動画の制作やプレゼンテーションの準備における生成AIの利用方針を明示したと発表しました。受験生が思考を深めたり、アイデアを整理したりする目的での活用を認める内容です。
大学入試においても生成AIの扱いをどうするかが課題となるなか、一律に禁止するのではなく、活用できる目的や範囲を明示した上で認める大学の動きが出てきています。
今後、他大学でも同様のガイドライン整備が進む可能性があります。受験を控えるご家庭では、志望校が生成AIの扱いについてどのような方針を示しているか、早めに確認しておくと安心です。
出典:ICT教育ニュース「近畿大学、情報学部が総合型選抜で自己PRやプレゼン準備に生成AIの活用認める」
私学団体、個人寄附の制度拡充など学費負担軽減を文科省へ要望
全私学連合は、2027年度の私立学校関係の政府予算・税制改正に関する要望書を文部科学省の松本洋平大臣に提出しました。個人寄附を促進するための制度拡充や、私立大学生の保護者の経済的負担を軽減する新制度の創設などを求める内容です。
私立学校に通う家庭の教育費負担は依然として大きな課題であり、寄附の仕組みや助成のあり方を見直す議論が続いています。
実際に制度改正につながるかはこれからですが、私立学校への進学を検討しているご家庭にとっては、学費負担が今後どう変化していくのか、注目しておきたい動きです。
出典:リシード「全私学連合、個人寄附の制度拡充など…文科省に要望」
部活動指導時間「減った」教員75%以上を目指す、都が改革の指標案を提示
東京都教育委員会は、部活動改革に関する有識者会議を開催しました。2028年度までに、部活動に従事する時間が以前より「減った」と感じる教員の割合を75%以上にすることを目指す成果指標の案が示されました。
教員の働き方改革の一環として、部活動の運営を地域や外部人材に移していく取り組みが全国的に進められているなかでの動きです。
部活動の運営主体や指導者が変わっていくことで、子どもの部活動の時間や内容にも影響が及ぶ可能性があります。お住まいの地域でどのような動きがあるか、今後も注目しておきたいところです。
出典:日本教育新聞「部活指導時間「減った」と感じる教員増へ 都が成果指標設定」
編集部の視点
今日取り上げた4つのニュースに共通するのは、「学校や制度に任せる」だけでなく「家庭も一緒に考える」場面が増えてきているという流れです。お金の教育も、生成AIとの付き合い方も、学費の負担も、部活動のこれからも、家庭でどう向き合うかによって子どもの経験は変わってきます。すべてを完璧にこなす必要はありません。まずは今日のようなニュースを知り、我が家なりの考え方を少しずつ持っておくことが、変化の時代を親子で乗り越える一歩になるのではないでしょうか。
監修:小牧健也(Investure編集長)


